今回は、不思議な縁を感じて結婚に至った男女の
体験記をご紹介したいと思います。
もくじ一覧
転職したことがすべての始まり
何かしら縁というものは存在すると思います。

私自身それにより、人生が大きく修正されたと言っても過言ではない経験をしました。
私と夫との出会いは私の転職によるものでした。
私は交通事故により以前の仕事を退社し、職業安定所で転職の相談をしていると
「どんな子を紹介しても面接が通らない企業があるの、あなた試しに申し込んでみる?」
と職安の人に言われて紹介された会社ですが、
なぜか運よく受かり、その支店に夫がいたことが始まりでした。
第一印象では絶対に結婚しない相手だった
転職したころ私は一年付き合っていた彼氏がいましたし、
職場は仕事場であり恋愛する場でないとかねてから思っていたので、
誰に色目を使うことなど一切なく、仕事にまい進していました。
仕事に打ち込むあまり彼氏とはすれ違うことが多くなり、
入社して3カ月くらい経った頃別れてしまいました。
ちょうどその頃夫から頻繁に連絡が来るようになりました。
2回遊びに行ったときに告白されました。
最低な話ですが、私は彼氏と別れた時間を持て余していたので
夫の誘いにのっていただけで、好意は一切ありませんでした。
さらにはっきり断ると仕事がしにくくなると思い、
考えさせてほしいと返事を保留にし、うやむやにすることにしました。
しかし、しつこく返事を聞いてくるので、付き合うことにしました。
この時も職場にばれる前に適当にわがまま言って別れるつもりでした。
夫に価値観から何もかも変えられた
当時私は、結婚願望はありました。
私の理想とする結婚生活は効率的であることです。
目的を持って生活し、夫婦でそれに向かい、目的のために最良の方法を取組み、
例え苦しい状況になったとしても目的を重視し、確実に達成させることです。
しかし、夫との付き合いは非効率のことが多く、
私はそれがすごく嫌でした。
しかし夫と過ごすうちに、
「過程が楽しくない目標達成に意味はあるのか?」
「気持ちのない生活は虚しくないのか?」
と考えに疑問が浮かび、
私の価値感は、
「もしかすると私の幸せ(結婚)には結びつかないのかもしれない」
と思うようになりました。
また、このころに夫は私のことをすごく大切にしてくれる良い人だと気付きました。
それにより私も夫としっかり向き合うようになり、結婚に至りました。
結婚までは性格が真逆なので何度も衝突しましたが、
その度に話し合い、意見のすり合わせを繰り返してきました。
夫と向き合うようになってからは通常の付き合い方だと思いますが、
それまでの状況や私の価値観を考えると
縁としか思えない出来事が多くなったと振り返ります。
夫に人生を変えられた!という気持ちです。
結婚するとは思ってもなかった人
私の周りだけなのでしょうか、
よく「(出会った当時は)この人と結婚するとは思ってもいなかった」
という話をよく耳にします。

実は私もその中の一人です。
嫁とは元々、お互いに遊び感覚で付き合っていた同士の関係でした。
その頃はお互いにきちんとしたパートナーも存在し、
私も嫁も、その相手と結婚するつもりでいたはずでした。
ある時私が彼女とケンカをして、ムシャクシャした気持ちを落ち着かせるために
新宿でふらついていると、嫁と偶然会い。
愚痴を聞いてもらったり、
また嫁も同じような状況になった時に、
何人もの女友達に電話をかけても誰にも繋がらず
最後にかけた私だけが丁度暇にしており
話をして落ち着かせたこともありました。
そのような状態が2年ほど続いた時、
偶然同じタイミングで私は彼女と別れ嫁も彼氏と別れたのです。
1日違いのことでした。
どちらからともなく電話で頻繁に話すようになり
すぐに半同棲生活が始まりました。
不思議な縁は本当にある!歯車が合わさったとき
同棲するにあたり、向こうの両親に挨拶にいくと
義父が私のことをとても気に入ってくれ、義父ともよく会ってお酒を飲む関係になりました。
そして義父があまりにもせかすため、私達はあれよあれよという間に半年後には結婚にまで進展したのです。
あの時ほど縁というものを感じたことはありません。
二人の歯車がきっちりと合い、軌道に乗ってしまえば
本当にあっという間に事が進んでしまうようです。
二人で「縁ってこういうことを言うのかもしれないね」
と話したのを覚えています。
元カノの父にも会ったことはありましたが、(彼も私のことは気に入ってくれていたようではありますが)こんなにスムーズに話がとんとん拍子で進むことはありませんでした。
縁がある二人ならば双方にとって最良のタイミングが自然と訪れるのだと思います。
運命的な出会いを2回繰り返す
私の友人は大阪の会社に勤めているキャリアウーマンでした。

出張も多く、特に東京への出張は月1回の頻度でありました。
とある出張で搭乗した飛行機が、その日はいつも以上に揺れ、
機内がざわつくようなことがあったそうです。
彼女はこれまでそれほどに機内が揺れた経験はなく、かなり不安になってしまい、
普段はあまり見ず知らずの人に話しかけたりはしないのですが、
隣の席に座っていた男性に思わず話しかけたそうです。
その男性はとても落ち着いていて、
「すぐおさまりますよ。大丈夫ですよ」
と声をかけてくれたそうです。
その後も、不安な気持ちをなだめるように色々話をしてくれ、
都内の会社に勤めていて、今回は大阪出張があったということも話してくれたそうです。
吊り橋効果なのか、彼女はその男性に少しときめきましたが、
だからといって連絡先を聞く勇気もなく、東京に到着後お礼を言って別れました。
連絡先を聞かなかったことに後悔はあったようですが、
もうどうしようもなく仕方ない事なので忘れることにし、数か月たちました。
その男性の記憶も薄れてきたころ、東京出張の帰り新幹線に乗ったそうです。
いつもは飛行機なのですが、その日は便がとれずたまたま新幹線でした。
その新幹線に乗車中、トイレ向かう途中の通路で、その飛行機の男性とすれ違ったそうです。
向うは気付いていないようでした。彼女はあまりにも驚いて声をかけそこね、
どうするかかなり悩んだそうです。
でも、こんな運命的なことはないと思い、追いかけて行って声をかけたそうです。
そしてその後、めでたく夫婦になりました。
私の友人は、結婚相手がはじめから決まっていたのかの様な出会い方をしました。
本当に縁というものは不思議な物です。
まとめ
もし、
- 退職していなかったら
- 義父親さんにせかされなかったら
- 飛行機がいつも以上に揺れなかったら
今回体験談は集まらなかったでしょう。
そう思うと、
「結婚はご縁あってのイベント」
なのかもしれません。